政治・宗教・歴史……カタイ話をヤワラカクは無理ぽw
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陰謀論についての独り言

gold-line氏との討論は、氏が反論してくれば続くでしょう。
このブログの定期的読者(そんな奇特な方が実在するのかはおいといて)には申し訳ありませんが、今回はタイトルの通りほぼ独り言です。まぁいつものことですが……。

氏への再反論をアップした後、自分でも気になる部分がありました。
陰謀論とは何か、ということ。
私は氏から「社会をもっと斜めに見ろ」と指摘を受け、「それは陰謀論に繋がる、自分は陰謀論は嫌いだ」と応じました。それに対して氏がどう応じてくるかも興味深く待っておりますが、自分はなぜ陰謀論が嫌いなのか、そもそも陰謀論・陰謀史観とは何だろうということを、本論から外れることであったとはいえ、まったく掘り下げていませんでした。
前のエントリに追記してもよかったのですが、それではあまりにも冗長になるということで、新エントリで書くことにします。
(今回はますます面白くない内容かも知れませんw)

前のエントリにて

私は陰謀論が嫌いです。
それは、世界は、いやごく小さなコミュニティでさえも、さまざまな意見をもったさまざまな人間、権力を持つ者持たない者、富力を持つ者持たない者、の意志の集積によって動いています。陰謀論とは、そういった諸々の事実を無視し、様々な人々を幾重にも侮辱した考えであると思うからです。


……と、私は述べました。

ふと、これでは感情論だな、と思い直しました。
陰謀論が嫌いだから陰謀論を考えないという姿勢はよくないなと。
(陰謀と呼ばれるものが世の中からなくなったわけでもないのだし)

陰謀というものは、実に定義が難しい。
ここでは、少数の人間が少数の短期的な利益のために、コミュニティの利益を度外視したあるいは損ねることを理解した上で何らかの行動を秘密裏に謀議し実行すること、と定義しましょう。
正直これでもまったく不充分なのですが……「何をもって陰謀とするか」は本論とは若干離れてしまうのでこれくらいにしておきましょう。



これは一例ですが…
日本の財政を考えたとき、歳出削減と歳入増の双方が必要であることは、数字を読める人間であればすぐに分かります。そして、歳入増をもたらすためには増税が必要となるでしょう。そこで、より多くの所得者からはより多くの税を、というのが累進課税の原理なのですが、法人税の累進課税化が議論された形跡はほとんどありません。
これをもって、「大企業が財務官僚に賄賂を払い続けているからだ」という主張、これは陰謀論です。
なぜ法人税に累進課税が適用されないかというと、日本に限らずどこの国でも、大企業ほど海外に大きな拠点を有しており、優秀な外国人スタッフも抱えている。大企業をことさら冷遇するような税制を導入すると、中堅以上の企業はみな本社機能を海外に移して、海外で利益を吸収することを選択するでしょう。大企業ほどそれが可能なのです。税制が原因ではありませんが、キヤノンはすでにそうしており、ソニーも時間の問題と言われています。日本が経済大国になりえたのは、第一に法人税率が固定していること、第二に潜在的な民族意識の強さが原因といえるでしょう。
中国やASEAN諸国は企業活動を行う上でのカントリーリスクが高く、EU諸国の大半は大企業冷遇とまではいきませんが労使関係において使用者に課せられる義務・負担が日本と比較して大きい国が多い(むろん労働者側の負担も大きいのですが……)。韓国はEUとはまた異なった原因で労使紛争が絶えない。
したがって日本が企業に対して累進税率を課することは、大企業の日本離れと米国一極集中を加速させることになるということが考えられます。
むろんこれは日本の国益に適わないことであり、したがって法人税の累進税率は導入されない。

陰謀論とは「なぜ」というプロセスを無視します。
上記のように法人税が累進課税されない理由については、なぜ→なぜ→なぜと考えていけば分かることです。
ある疑問から発し、行政府など権力機構が言っていること、やろうとしていること、あるいはやらないであろうことを辿ること、つまり情報を得ることは、今や非常に簡単です。むろん世に流布されている情報を鵜呑みにするのは危険ですが、そういった情報を取捨選択することも可能です。またそこで得た情報を信じない、という選択肢もあります。
陰謀論とは、こうした思考プロセスを非常に浅いある一点で完全に断ち切り、思考停止を強いるものです。
ナチスの台頭然り、中国の文化大革命然り、スターリンの粛清や東欧侵略然り、北朝鮮の南侵と韓国における虐殺然りアメリカのベトナム侵略と北爆然り、ポルポト派の虐殺然り、……我々に直接関係するところでいうと、アメリカによる原爆投下・戦略爆撃然り、韓国中国の反日教育然り……。
これらに共通するのは、陰謀論と被害者意識、そして正義感です。
これらは時として人間の理性を失わせます。
(被害者意識と正義感についてはまたいずれ。。。)

ジャーナリズムの国際化と通信の発達・低コスト化によって、ありとあらゆる陰謀、とくに国家権力や超のつくような大企業のそれは、もはやほとんど意味を為さなくなったと言えるでしょう。内実がどうであれ、発覚のリスクがあまりにも巨大であり、そのリスクに見合うほどのメリットを享受できるほどの「陰謀」などそれほど存在するものではありません。
世界は、何のかんの言っても、やはり信用で成り立っています。

私がブログにおいて「当たり前のことを当たり前にしか書かない」のは、事実を基に、おそらくは誰にでも分かる思考プロセスで物事を書くよう心がけているからです。
それが面白くない、という批判は確かにその通りでしょう。仮定に仮定を何重にも重ねてその結果に憤っているような文章は見ていて面白い(滑稽という意味において)し突っ込みたくもなる。そうしたところは確かに様々なコメントがついていて羨ましい。
羨ましいと思う反面、真似はできないと思いますし、真似したくもありません。
反○○を掲げ、これは○○の陰謀であると声高に叫ぶ(○○には小泉でも共産主義者でも好きなものを入れてください)人々が、持論を掲げ文章を書くことにノるのも酔うのも自由です。むしろプロであれアマであれ物書きとしては美徳ですらあります。ですが、そうした人々が、自制心と羞恥心を忘れておられぬよう祈るばかりです。
(仮に、それをエンターテインメントと割り切っていたなら、むしろ尊敬しますよ)
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by youz | 2005-11-11 19:07 | その他
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