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総聯と民団の和解について(覚え書き)

最近、時事ニュースに対して即時的にブログを書くという作業ができなくなっている。
いや元々そういう、感じたことを即時的に書くというのが苦手ではあったのだが、最近はますますそれが顕著になってきている。理由はよく分からない。
で、やはりかなり時期を逸した観はあるが、表題の件について。

むろん、無邪気にこの両集団の和解を喜んでいる人も多い。
が、総聯による民団の乗っ取りでは?という疑念の声が多いように思える。
私はそれは疑念どころか、あまりにも呑気な見方であると思えて仕方ない。

総聯と民団の和解。そして民団の要求に総聯がほとんどゼロ回答だったのに対し、総聯の要求はその多くが棚上げにされたものの、民団が頑として「拒絶」したわけではなく、努力目標に掲げられたといったほうが的確かも知れない。

さて、総聯による民団の乗っ取りという意見が「呑気」であると私は述べた。

なぜか。






日本における定住外国人の大半は韓国・朝鮮人である。
また彼らにとっての最大の組織が民団であり、第二の組織が総聯である。
(これはとりもなおさず、民団が日本における最大の外国人組織であり、総聯がそれに次ぐ存在であるということを意味する)
総聯は、在日朝鮮人の互助組織であると同時に、いやそれ以上に濃厚に、北朝鮮国家にとっての事実上の出先機関である。この組織が、在日韓国人の互助組織である民団を乗っ取るということについて、「外国人組織同士の出来事」と見るのではなく、北朝鮮国家による、巨大な在日外国人組織への指揮監督権確立、と見るべきであろう。

個人的には、在日に「国に帰れ」というのは虚妄であろうと思っている。彼らにとって帰るべき国などはフィクションの中にしか存在しない。日本で生まれ育ち、行政により定住資格を保証されている彼らには、この国で生きてそして死んでいく権利がある。
彼らの存在について日本にいるべきとか半島にいるべきとか、べき論で語るのは不毛である。彼らは日本国内の一要素として厳然として存在する。朝鮮戦争は休戦状態とはいえとっくに終わっている。帰国事業を別として、彼らを帰すという選択をしなかったのは日本の側であり、それを受け入れてきたのは日本の有権者だ。

さて、在日は、これはもちろん韓国・朝鮮人に限らず、日本に住む外国人は、日本人にとって…という言い方がまずければ、日本人の大多数にとって無害であることを示してゆく義務がある。日本人自身がまさに日本国内の法に沿って生きていくように、だ。

在日外国人二大組織の和解、といえば聞こえはいい。
しかし上に述べたような事情を勘案した際、彼ら自身そのことが担保できるだろうか?

日本にとって半公然の敵国であり、また向こうも日本を敵国と見なしている。
そのような国が、在日定住外国人の八割、組織率を勘案しても四割程度に影響力を持ちつつある。この現状について、あまりにも楽観的あるいは上記のような事情を無視したような意見が多くはないだろうか。

繰り返して言うが、これは「日本国内の二大外国人組織の和解」という次元の話ではなく、北朝鮮が日本における定住外国人の大多数を握った、ということだ。
日本人にとっても、在日韓国・朝鮮人にとっても、また半島系以外の外国人にとっても、つまるところ日本に住む全ての人間にとって大きなマイナス要因となりえるのではないだろうか。
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by youz | 2006-05-30 02:53 | 政治
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