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民主党代表という立場

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 民主党は17日午後、東京都内のホテルで両院議員総会を開き、党所属国会議員192人が、代表選に立候補した菅直人前代表(58)と前原誠司「次の内閣」防衛庁長官(43)について無記名投票した結果、前原氏がわずか2票差で新代表に選出された。
 投票総数は192票。前原氏96票、菅氏94票、無効2票だった。
 新代表の前原氏は「国民の信頼を取り戻して民主主義を機能させるため全身全霊で政治生命を賭けて挙党一致で臨みたい」と決意を語った。
 任期は衆院選惨敗の責任を取って辞任した岡田克也代表の残り任期の来年9月まで。


民主党は、寝て養生するのではなく劇薬を飲むことを選んだ、ということだろうか。

前原という政治家はこれまでにいなかった政治家だ。
少なくとも、およそ野党第一党の党首として存在したことはない。
おそらく左右両派から戸惑いをもって迎えられているだろう。
同和関係の経歴問題や外国人参政権問題、靖国参拝不支持など、右の立場から彼を疑問視する声は大きい。また、改憲・重武装論について民主党内でも屈指のタカ派であるという側面ももっており、左の立場から民主党を支持してきた人々を戸惑わせている。
菅や横路のような社民主義者・反戦平和主義者ではない。保守本流を自認する鳩山や小沢のような立場とも異なる。




だが、「重武装中立」(日米安保を破棄せよと言っているのではない。米国による東アジア安全保障が緩んだ際に即応できるような体制を作れと言っている。彼が国防について言ってきたことを総合すると、台湾有事・朝鮮有事でアメリカが動かなければ日本が動けるようにしろ、ということである)という彼の主張は、自民党の極端な親米外交や従来の民主党によるこれまた極端な親東アジア外交より、少なくとも新鮮ではある。
彼は最良ではないが比較的よい時期に代表になった。
小泉退任後の参院選で、民主党が一定の成果を出すことは、民主党自身がよほどの失策を重ねない限り、また自民党政権下で日本の経済と外交が劇的な良き変化を見せない限り、ほぼ疑いないといっていい。
俺は小泉による道路公団および郵政の改革を高く評価しているし、党有力者による寡頭政治から官邸主導の政治へと変えた功績は大であると思っている。

問題は、旧社会党の左派議員を大量に抱える民主党が、彼の主張についていけるか、という一点に尽きる。この96:94という得票数差は、民主党内の断層の表れである。おそらく自民党以外では、否、自民党を含めたとしても小泉に匹敵しうる最大の喧嘩屋である小沢一郎がかつての連立政権においてそうしたように、前原も社会党系議員に次々と踏み絵を課すであろう。
曰く、自民党との一部協力による改憲推進、曰く、税制改革(所得税減税・消費税大規模増税)。社会党系左派は、民主党内でのただでさえ数に比して不当なほど低い発言力を、ほとんどゼロに近いほど骨抜きにされる。これにより離党する議員も出るであろう。しかし左派のドンである横路が国連待機部隊構想によって、小沢鳩山と、改憲に向けた条件付き合意をしたことを思い起こせばよい。自民党以外に政権担当能力をもつ政党が絶対に必要だとする立場を堅持する議員たちは、その国防における思想がどうであれ、民主党から大量離党ということはできない。もしあるとすれば――自分の想像をはるかに超えて民主党執行部が尖鋭化したときであろうが、現時点ではこれも考えづらい。

岡田は、彼ほどシャープな頭脳を持った男のことである、今回の選挙において自民に、というより小泉に勝ち得ないことを理解していたであろう。郵政という土俵に乗らず、「総合的な比較による政権選択選挙」という土俵を提示したことは、まさに愚直というしかなく、選挙戦術としては最悪の部類に入る。小泉か岡田か――このように問われて自信をもって岡田と答えられる人間がどれくらいいることか。
だがあくまで政権への意欲と能力をアピールしたことは(マニフェストの内容についてはさておくとしても)、民主党にとって中長期的には良い判断だったと思える。それで落選した議員にはお気の毒と言うしかないが、それをしなければ、民主は今後数期にわたって120~150議席をウロウロする、かつての社会党のごとき永遠の第二党となる可能性しか残されていなかったであろうし、それを不満とする――政権への関与を求める――議員たちが親自民党的な新党を立ち上げて保守大連立を構成する可能性すらあった。
民主党は政権を取る意志があると明言し、その能力があるとアピールし続けること、これが何にもまして重要なことである。もちろん、衆院における三割の議席で良しとするならば別であるが、それは二大政党の一翼としての民主党の自殺であり、社会党への回帰に過ぎない。

繰り返すが、今選挙における岡田の最大の功績は、民主党はいかなる状況であっても政権与党を目指すという意志を明確にしたことである。その延長線上に前原代表誕生があったといえるだろう。
前原の思想や政策については判断材料が少なすぎて(あるいは相矛盾する材料が多すぎて)すぐには判断できない。だが政権の首座を狙うという野心と鋭気において、前原は菅をはるかに凌ぐ。民主党代表にもっとも求められる資質はこれであろう。
今後おそらく起きるであろう党内や支持者の大小の混乱に、前原はじめ政経塾組・官僚出身議員たちが、単なる政策通ではなく政治家として対処できるか。
今はこれに注目している。
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by youz | 2005-09-18 02:30
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