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日中韓友好に至る険しく長い道

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会談拒否「理解できない」 首相、中韓に反発 [ 03月27日 21時42分 ]
共同通信

 小泉純一郎首相は27日夜、2006年度予算成立を受け官邸で記者会見し、中国と韓国が首相の靖国神社参拝を理由に首脳会談を拒否していることに対し「1つの意見の違いや対立があるからと首脳会談を行わない国はほかにない。理解できない」と強く批判した。8月15日を含め9月の退任までに参拝するかは「適切に判断する」と述べるにとどめた。
 構造改革について「(改革の)芽がようやく出てきた。これから大きな木に育てなければならない」と改革続行の必要性を強調。後継首相に「小泉内閣の改革路線をしっかり進めてもらいたい」と言明した。
 首相は「ようやく景気回復の足取りがしっかりしてきた」との認識を示し、早期のデフレ脱却に取り組む考えを表明。残りの任期も自民、公明両党の連立政権を基盤として「職責を果たすべく全力を尽くしたい」と語った。



小泉が「理解できない」というのは嘘だろう。
中韓の国内事情、彼らが「反日」「侮日」を国是にすることによって政権の正当性をかろうじて保っているのは周知の事実であり、中韓の政府関係者自身が認めざるを得ない事実である。また靖国がこの二国の「反日」にとってきわめてわかりやすい政治的記号であることは自明である。
当然だが、小泉は馬鹿ではない。
彼以上に鋭敏な政治的嗅覚をもった政治家も珍しい。
これらの事情を知った上で「靖国にこだわるな」というメッセージを発しているということは、中韓両国に「一時の国民感情を取って日本との関係を危うくするか、政権を危機にさらしてでも対日関係の安定と国家の平和をとるか」という二者択一を突きつけているということだ。



思えば、昨年末から今年にかけて、小泉はあれほど多くの問題を抱えながら、それを見事に乗り切った。そもそも野党第一党である民主党の壮絶な自爆によって与党の威信を保った。自民党内での大きな火種になる問題であった皇室典範問題でも、麻生や安倍の進言を受け入れるかたちで、自らはほとんど傷を負うことなく火消しに成功した。
小泉政権のレームダック化という危機はほぼ完全に回避され、次期総裁は総裁選を経るであろうが、小泉の意向が結果に大きく反映されるであろうことは紛れもない。
次期総理総裁もほぼ間違いなく靖国には参拝するであろう。
「中韓に言われたからやめるのか、いいと言われたら行くのか」
というレトリックを小泉は多用してきた。
次期総理が誰になるにせよ、いきなり靖国参拝を中止するということは、国内の、特に自民党支持層からの大きな失望を招かずにはおかない。
東アジア外交の再構築、友好関係の重視、さまざまな美辞麗句を尽くしたところで、中韓におもねったという印象を与えることは避けられない。


そもそも靖国などにこだわる中韓がおかしい、という意見がある。
日本の立場からは確かにその通りだろう。
だが中韓の立場からは、ことはそう単純ではない。
彼らにとって靖国は単なる政治的記号あるいは一枚の外交カードに過ぎないが、日本がここまで非妥協的な姿勢を示すとなると、話は大きく変わってくる。
彼らが小泉のこの挑発的な談話にどう乗ってくるか、あるいは乗ってこないかは分からない。
だが中韓両国は遠からず、国民を説得して靖国を容認し、その代償に何らかの経済的利益を得ようとする――つまり被害者という神話に則った原理主義的な外交手法を放棄せざるをえない時期がやってくる。
靖国に参拝する、しないの選択肢は日本にあり、中韓両国にとって日本との友好関係が絶対に必要なものである以上、これは当然のことだ。日本の首相の靖国参拝を完全にコントロール下に置くことはできないのだから。

ただし。
中韓両国が真に日本のライバルとなり、日本にとって軍事的のみならず政治的経済的にも巨大な脅威となるのは、この両国が原理主義的な外交姿勢をあらため、靖国という記号に象徴される、情緒的な反日感情を抑え込んだときであろう。
日本にとっては、このように幼稚な姿勢を示している相手の方がはるかに楽であるのは間違いないのだから。
by youz | 2006-03-28 01:21 | 政治
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